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合氣道は杖を使います。
では杖を使いこなせるようになるにはどうしたらよいか?

そのために「型」というものがあります。
剣や杖を体の一部のように使いこなす。
そのための練習法として「型」があります。
↓↓↓のようなものです。

私が稽古している道場は砂泊かん秀先生の教えを受け継いでいます。

突く⇒防御⇒斬る⇒はらう⇒突く⇒防御⇒斬る⇒はらう⇒突く⇒防御

これだけの動きを一つの動きとして「型」にすることで稽古していきます。
この「杖の型」について詳しく掘り下げていきたいと思います。

実際に合気道を習ってみると、素手での技以外にも木剣、杖、短剣、多数者など沢山あります。
これらを全て習得するには相当の稽古量が必要ですよね。

私は今、杖(木の棒)の練習をしています。
その中で「杖の型」と言うものがあります。
まだ練習途中で冷や汗タラタラものですが、動画に撮ってみました。

今回の内容について
合気道の杖による型の動画とその内容について。
そして型、とは何か? 何のためにやるのか?
それらについてまとめています。

型と言う物について

「型」って何だろう?
型通りにやって強くなるの?

そう疑問に思われる方もおられると思います。

ここでハッキリしておかないといけないことがあります。
「型」は強くなるための稽古手段ではありません。

「型」はあくまで杖(他の武器でも同様)を自在に操るための練習法の一つです。
だからどんどん展開して行っても良いのです。

私の道場では、前述の
「突く⇒防御⇒斬る⇒はらう⇒突く⇒防御⇒斬る⇒はらう⇒突く⇒防御」

で終わるのではなく、これを永遠とランダムに続けます。
突く⇒防御⇒祓う⇒防御⇒斬る
などをランダムに5分ほど続ける練習をします。

そうすることで杖が体の一部に感じるれるようになってきます。

その他にも、「あいつは考え方が型にはまっとる!」
みたいな言い方しますよね。
視野が狭い考え方や、応用が利かない考え方など、日常的にも型って言葉は使われます。

いずれにしても先ずは「型」通りにやってみて、その後自分なりに展開していくのが望ましいです。

合気道で使用する武器について

合気道は素手で相手を抑え込むみたいな印象が強いと思います。
ですが、実は武器も使うんですよ~!
どんな武器を使うか少しだけ解説してみたいと思います。

攻撃する側を「仕手」
受ける側を「受け」
と言います。

実際に武器を相手に当てたりするの???
いえいえ、そんなことしたら怪我しますからしません。
ご安心ください。

短剣

想像しやすいのは、「ナイフ」だと思います。
時代劇だと「脇差」でしょう。


ちょっとした小物が武器になります。
だから短剣による受けの練習は他の武器より早く始めます。

どういう動きをするかというと、「素手の突き」と同じ動きです。
それに短剣を持たせた状態です。

腹(帯を結んだとこ)を狙って突いてくるので、それを小手返しや2ヵ条で返して抑え込む。
または入り身投げなどで、相手の進む方向へ投げる。
と言った感じです。

小手返しなどで相手を抑え込んだら、武器を奪い相手の首元に軽く当てて引きます。
こちらがいつでも攻撃できるぞ、という優位姿勢を相手に見せるためです。

木剣

ずばり「日本刀」です。


他にも「竹刀」「こん棒」など、ある程度長い武器がこれに相当します。
場合によっては、物を両手で持ち上げてこちらに打ち下ろしてくる場合もあるでしょう。

木剣になると長さがあるので、ちゃんと相手を止めて捉えて体捌きしないと自分が斬られてしまいます。
また、木剣持ったままの後ろ受け身は結構難しいです💦
私は木剣持った状態での後ろ受け身が出来るようになるまで1か月以上かかりました。
あの頃のことを話されるたびに、よく自分は5年以上も続けられたなぁと思いますねぇ💦

受けの練習初めは、木剣が怖く動きも大きくぎこちない形になると思います。
たくさん「受け」を稽古して、相手がどんな動きをしているのか身をもって体験することが早道だと思います。

冒頭でも書きましたが、簡単に言えば「木の棒」です。

4.2尺の杖と、6尺の杖があります。
もっと大きく太い杖もありますが、ここでは4.2尺の杖を使用します。

使い方は槍のように相手を突いていく方法と、木剣のように切る方法があります。
もちろん相手が突いてきたら、攻撃を防御する方法もあります。

これら攻撃と防御の動きを一つの形にまとめたものが「型」でしたね。

ではどういう攻撃と受けをするのか?
以下の動画をご覧ください。

私が通っている「親徳館合氣道」の館長と準師範の演武です。
突いてそれを受けて投げる。
または、突いて投げて突いて投げて最後に極める。

と、これら武器一つでたくさんの技が出来ます。
武器は手先の延長です。
素手だろうが武器持ちだろうが基本は同じです。

何が大事かというと「体捌き」です。
体捌きが出来ているからこそ「呼吸力」が発揮できる。

だから普段から武器技もたくさん経験しておくことが大事になります。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は杖の型を通して、型の意味と武器の説明をさせて頂きました。

合氣道は戦わない武道とか、和合の武道とか言われてます。
が、武道である以上こちらが優位でないと、それは「死」を意味します。
特に武器は相手を一瞬で仕留めてしまう威力がありますから、基本の動きを習得することはとても大事です。

逆に私が杖の型を猛練習する理由は、「難しそう」だったからです。
難しいことが出来るようになるのが楽しくてたまんない!ですから。

そうやってどんどん教えられるのではなく、「自分から求めていく」姿勢を大事にしていきたいです。
合気道の精神の「絶対的自己完成の道也」の如く、「争う」のではなく「競い合う」中で成長していけたら最高ですね。

今度は合気道未経験者の方の質問に答えるFAQを書いてみたいです。
どんどん質問お待ちしています!

たいこでした。

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