こんにちは。
以前、私が通ってる道場とは別の流派の方と稽古することがありました。
すると相手の方は「なんでそんな動きするの?」
と疑問に思われることがあったみたいです。
今回は少しだけですが、どんな違いあるか書いてみました。
あくまで、万生館合氣道系の動きとそのほかの会派の動きという比較です。
私の主観にもとづき書かせていただきます。
合氣道の精神を唱和する
万生館系は稽古開始の礼拝の後に、「合気道の精神」を唱和します。
内容は、合氣道とはどういったものであるか?
についてです。
私の場合、
「合気道ってどんなものですか?」と質問されたら、
この合気道の精神を読んでください、と答えます。
この「合氣道の精神」は昭和40年後半ごろに砂泊先生が作られたものときいてます。
冒頭は、
「合気とは愛なり。天地の心をもって我が心とし、万有愛護の大精神をもって自己の使命を完遂することこそ、武の道であらねばならぬ。」
とあります。
私が個人的に好きなのは中盤の、
「敵そのものを無くする、絶対的自己完成の道也。」
という部分です。
昨日の自分と比較しどれだけ成長したか?
そういう考え方に気づかされたからです。
合氣道のゴールともいえるかもしれません。
準備運動で全ての動きの型を練習する
いろんな道場でいろんな練習方法があります。
ひょっとしたら同じようなことをされてるところもあるかもしれません。
万生館合氣道系は準備運動で、
・横面打ち体捌き
・突きの体捌き
・突き⇒横面打ち⇒突きの体捌き
・横面打ち⇒突き⇒横面打ちの体捌き
・多数者相手の体捌き
を練習します。
といってもいきなりこれらを覚えろっていうのも難しいですよね。
私も3か月ほどかかりました^^;
しかし!
これらの型の動きは、合氣道で使う動き全てが含まれているのです。
練習を重ねていくうちに、
あ! 今の動きは型のこの部分だ!
などと気づくようになっていけると楽しくなります。
なぜここまで型が多いのか?
砂泊先生は、体捌きの重要性を理解されていたからではないでしょうか?
体捌きを繰り返す中で呼吸力を身につけられたとも言えます。
巻き込む動作をする
私は万生館系なので、他道場で稽古したことはありません。
でも他道場から入門された方もおられるので、実感したことはあります。
1番違いを感じたのは、砂泊先生は「巻き込む」動きをされること。
呼吸法や天地投げの時、万生館系は手首を曲げて巻き込む動きをします。
合気会や養神館などの方々は逆に、手首を真っすぐに伸ばされると思います。
なぜ巻き込むか? 手首を曲げるのか?
曲げることで相手との接点が出来上がるからです。
そこを「先」と捉えて、先から動く。
そうすることで結びが出来、技もかかります。
その他といえば、他道場の方の中には思いっきり力技で来る方もいますね^^;
独自の杖の型がある
そうそう、もう1個大事な「杖の型」があります。
合気会とかは「31の杖」とかいうのをされると思います。
それとは違い万生館系は砂泊先生が作られた、
「杖の型」があります。
これにはすべての杖の動きが含まれてるのです。
参考までに私の杖の型をどうぞ。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
違いを述べるくらいだから、全部知ってなきゃいけない!
と思ってましたが、今回は敢えて知ってる範囲で書いてみました。
もちろん、批判や指摘も受けるつもりです。
逆に、自分たちがしていない練習法とかあると思います。
そういった情報を共有していけるたらなぁと思います。