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この度私の先生で親徳館合氣道館長が本を出版されました。

タイトルは「合氣道に魅せられて」です。

砂泊先生の直弟子でもある先生が、
55年間の合氣道人生で書き溜めた、
メモ帳などをもとに振り替える内容です。

砂泊先生のお弟子さんの著書って、
恐らく今回が初めてなのではないでしょうか?

だとするととても貴重ですね!

「呼吸力」のヒントにもなるので是非おすすめします。
Amazon、楽天ブックスで購入可能です。
紀伊国屋書店でも購入可能です。
熊日出版からも購入可能です。

合氣道に魅せられて 本多理一郎
created by Rinker

合氣道の稽古してると、どうしてもわからない動きや
呼吸力の解釈の仕方などあると思います。

本多先生と砂泊大先生の過去のやりとりから、
かなりヒントが得られると思います。
私が心に残った砂泊先生の言葉をまとめてみました。

あなたは指導したいんでしょ?

これは先生が新しく支部道場を作ろうとしたときに砂泊先生に言われたらしいです。
私はこの言葉が頭にガーーーーンときました。
5年くらい合氣道をしていますが、どうしても相手に教えたくなる。
そんなマウント取りたい心が出てきてしまってました。

指導者であっても、常に学ばさせていただくという謙虚な心で臨まないといけません。

男性って特に教えたガリになりますよね。
脳科学的には仕方のないことなのですが、
心の奥にある「自分が正しい」っていう傲慢さを捨てる勇気も必要です。

そういう意味では、私も将来道場持ちたいと思ってますが、
教えてやる、ではなく、ともに学んでいく場所にしたいなと思います。

先生から「お願いします」と言う

武道は必ず「礼に始まり、礼に終わり」ます。

ですが、たいていの道場は門下生が先生に対して礼をします。

ところが砂泊先生は、自ら先に「お願いします。」
と言われていましたので、私の先生も同じように言われます。

「指導したいんでしょ?」の項目でも書いた通り、
「学ばせていただく」という心構えから来るからだと思います。

先生という立場といえど、学ばせていただく。
だからこそ、先生から「お願いします。」という。

とても素敵なことだと思います。

もちろん稽古終了時も先生から「ありがとうございました」と言われます。

合氣道の精神を求める合氣道をする者が、私の合氣道を継ぐ者です

砂泊先生が亡くなられた跡、いろいろ大変だったようですが、
ここで継ぐ者とは、道場を引き継ぐとかではなく、
合氣道の精神を受け継いでいく者、という意味です。

合氣道の精神とは何か?
これは、万生館合氣道で昭和50年ころから稽古前に奉唱するようになったものです。
開祖の植芝盛平先生が、常日頃言われていたことをまとめて
「合氣道とはこういうものだ」ということを著した文章です。

内容は、「合氣とは愛であり、天地宇宙と一体となることで自己の使命を完遂することができるもの。それを武技の修練でみにつけていくもの。」
だと思います。

この精神を追い求める合氣道をする者が、「継ぐ者」ということです。

合氣道の精神は、常に心に置いておくようにしています。
合氣道とは?と質問された時も、「合氣道の精神を読んでください。」と答えています。

私も合氣道の精神を追い求める合氣道家になっていきます。

呼吸力とは、調和のとれた状態。正常な状態です

合氣道に関する書籍を読もうとされる方は、
「呼吸力とは何なのか?!」という疑問を払拭したいと思います。

調和のとれた状態、正常な状態とは何か?

それは心が調和がとれ、正常(安定)した状態を保つことだと思います。
でもそれじゃイメージできない!って思いますよね?
そこで大事なのが「わからないことはわからないと認めること」です。

分かったつもりだと心は安定しません。
今ここ、の自分の状態をすべて受け入れること。
これが呼吸力の原点じゃないかな、と感じています。

決してテクニックではありません。
テコの原理ですよ、とか
手首の角度ですよ、とか
気をどうたら、とか

そんなのはもっと手段に近いものでしょう。

武器を跨ぐとは何事ですか!

私の先生も言われたことがあるらしいです。

私も実際、合氣道習い始めのころにお叱りを受けたことがあります。

武器とは身を守る神聖なもの。
そんな大事なものを跨ぐなんて何を考えているんだ!と

例えば野球してる人は、グラブやバットを跨いだりしないと思います。

それと同じです。

それも「愛」だと思います。
合気とは愛なり。

それは物に対する愛情でもあります。

特に子ども達にも、徹底して教えています。

合氣道に魅せられて 本多理一郎
created by Rinker

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

私が所属する道場は砂泊先生の流派です。

砂泊先生に関する書籍や情報ってとても少ないです。

そこで特に九州以外(特に関東とか)の合氣道をされてる方々にもぜひ読んでいただきたいと感じています。
もちろん、これから学びたい方も大歓迎です。

ありがとうございました。

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